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ヴィンテージ楽器を吹いてみたのに [レッスン(ジャズサックス)]

レッスンの記事です。書き足そうかと思って記事を下書きのままおいていたので、すでに1週間近く前の話です。

「…のに」とは出だしからネガティヴなタイトルですが(^^ゞ  というのは、知人のヴィンテージ楽器(アルト)を調整に出すために預かり、しばらく使ってヨイと言われたのでレッスンに持って行ったんです(笑)。 前回先生が子細に点検してくださり、調整に出してから今回またご報告と先生のチェックでした。

先生はもちろんそうですが、上手な人はみんな楽器が好きですよね(笑)。プロ同士や「上級者」が集まると必ず話題は楽器。それもネットとかで仕入れただけではない知識に本当に舌を巻く思いです。調整から上がってきた楽器、先生はご自分のと比べて吹きまくること20分(笑)。Edirol で録音・再生して丁寧に見て聴いていただきました。


レッスン内容は♪


HotHouse ガチライブ [ライブレポ]

5月21日(木) 高田馬場HotHouse 川嶋哲郎(ts) 菅原高志(ds)

数日前のライブでちょっと消化不良で…この日はすかっと聴けました(^^)v 川嶋さんが目をかけている若手ドラマー菅原さんとの熱い演奏。お互い一歩も引かず、と思いきや互いの見せどころを作りつつ、また川嶋さんの指導もさりげなく入りつつの演奏でした。この日の川嶋さんの音、いつより響いてこれも良い感じだと思っていたら、ドラムセットに反響していたわけで…。ほどよく、思わぬ良い効果でした。

この1年くらいまたよく川嶋さんのライブに行っていますが、どのような状況でも自分の個性を発揮し、聴く側を飽きさせないのは実はすごいなのではないかと。

All The Things You Are
この道
浜辺の歌
…思い出したら書き足します

たった半日前のライブなのに曲目を忘れてしまって(比較的ちゃんと書いている記事はメモしている)。日本の歌が印象に残ったようです。なんというか、上に書いたような「響きの違い」もあってこの日は音自体に気持ちが行ってしまった気がします(忘れた言い訳です)。

時事的なことと言いますか…今週末に予定されていた関西での川嶋さんのライブとクリニックが新型インフルエンザ予防対策のため急遽中止になったそうで、ご本人もとても残念がっておいででした。そして明けて翌日の今日、兵庫県の休校措置が解除されたので、あるいはライブも…と思ったりしたことです。 またこの日は白熊堂の誕生日祝いに(みんなしてもらうので)川嶋さんに「ハッピーバースデイ」を吹いていただくという誠にハッピーなこともありました。仲良くしていただいているみなさんにもかわいいプレゼントをいただき…良い日でした。


The Ambo Unit@NARU [ライブレポ]

5月17日(日) お茶の水NARU The Ambo UNIT
ts安保徹 4 p佐伯賛平 bトッド・ニコルソン ds村田憲一郎

安保徹さん、自分にとって行きやすい地域でライブがあるようになったので、できる限り聴きに行こうと思っています。が…この日はちょっと微妙でした。あの太い音は基本的には健在なのですが、なんかバンドのバランスが…?? 白熊堂はカウンター席奥(バンドに向かって一番左で遠くにあたる)の席。前に川嶋さんのライブですごく良かったときとほとんど変わらない席です。

でもピアノがほとんど聞こえず、あれ?と思っていたらドラマーが「ピアノ聞こえないからモニターの返しを大きくして」とスタッフに注文。それでも事態はあまり改善されなかったようでした。それにドラム自体ずいぶん音が響いて大きかったし、ピアノも川嶋さんのときの今泉さんはくっきりとよく聞こえたし。なんかナマイキなことを書いているようですが、事実そういうやりとりがあったので書いておきます。これまでもAmbo Unitとして活動しているメンバーだと思うのですが…。

安保さんも最初はハンドマイクを使ってのMC(と言っても饒舌タイプではないので曲名紹介くらい)があったのですが、3rdセットになるとマイクを使わなくなり、そしてMCもなくなり。最後はそそくさ、という感じで終わりました。スタンダード曲などはさすが、な感じもあったのですがこちらとしては多少消化不良な感じでした。また次に期待したいです。以前によく聴いていた頃の印象が強いのでちょっと辛口(o_ _)o

(下書き状態でしばらく公開し忘れていました!)

一応のセットリストです


谷口英治6でタイムスリップ [ライブレポ]

5月13日(水)谷口英治セクステットライブ 大久保 石森管楽器B1ホール
谷口英治(cl)、右近 茂(ts)、片岡雄三(tb)、袴塚 淳(p)、ジャンボ小野(b)、山下暢彦(ds)

谷口英治セクステットは「銀座スイング」を根城(って言葉も古いですけれど)として活動10年目に入るそうです。白熊堂はこれまでに2回くらい聴いたことがあります。今回は初めてスイングを出て石森管楽器地下スペースでのライブ。少し遅れて行きましたが、超満員!! 予約だけで50人を超えていたそうで、普段のテーブルと椅子に加えて白い補助椅子も出ていました。すごい熱気でした。

しかし…メンバーの一人一人のキャラの濃いこと。音もそれぞれがくっきりして3人分くらいに相当するので小さなビッグバンドといった雰囲気でした。演奏する曲も「60年以上前のものばかり」でジャズの原点を堪能しました。目を閉じれば戦前のニューオリンズ(^.^)   ラグタイムやディキシーは好きなのですがあまりライブでは聴かないのですごく良かったです。日本人もここまで…、なんて言ったら失礼ですがホントにそう思いました。


「Muskrat Ramble」 From the album, "The Best of the Dukes Of Dixieland."
This is the original band (1948-1974)


これはオリジナルの「The Dukes Of Dixieland」で、Assunto親子により結成されたバンドだそうです。現在同名のバンドがありますが無関係で訴訟中らしい。リンクにはバンドについての情報など詳しく記載されています。

同じ曲でYouTube でもう一つ、埋め込み無効なのでリンクを張ります。
Louis Armstrong 版、Louis Armstrong in Munich 1962 これも楽しいです(^.^)

セットリストはこちらです


キャンディ化作戦始動(^O^)v [ライブレポ]

5月11日 Blue Note Tokyo Candy Dulfer ライブ

行ってきました、キャンディ姐さんのライブ。親日家で知られるキャンディ、何回目の来日になるんでしょうか。白熊堂は2回目半(最初の時に遅刻したので)、前回は2年くらい前だったと思います。はキャンディの公式サイトもご覧ください、役に立つ?記事もあります。ニューアルバム「Funked Up And Chilled Out」のPVが表紙です(^.^) 今回のライブ情報はBN Tokyoのサイト→こちらです

そして今回はちょっと特別でした。ブログ友のanneさんとご一緒したんです。anneさんのサックスレッスンでの今の課題曲は「Pick Up The Pieces」、キャンディによってリバイバルされた大ヒット曲ですねー。CDで聴くのも良いけれど、ライブにまさるものなし!と思ってるので迷わずanneさんをお誘いしました(^O^)v

ミニワンピースで登場したキャンディ、相変わらずの電気サックスでしたが元々の音がしっかりしている感じ。ゲストのSheila.E やLeonaを交えてかなりの曲数をこなしました。こういうタイプのミュージシャンは結構「食わず嫌い」されていることも多いと思うのですが、やはりライブで聴くと迫力があるし、これはこれで一つの立派な世界かと。キャンディの小物についてちょっとおもしろい発見があったのですが、これはanneさんの記事にお任せしようと思います~♪ これでanneさんのキャンディ化作戦、始動!です。

全身でリズムをとりながら10曲以上を演奏。新しいアルバムからの曲がほとんどだったようです。anneさんには「みんな予習していくんだから」なんてエラソーに言っておきながら、自分は初見?だった白熊堂でした。1曲あげるとすればODA AL VINO が良かったかな。このYouTubeのクリップはあまり音は良くないですが雰囲気ということで♪

今回はトランペットのオランダ人ミュージシャン、Jan van Duikeren ヤン・ヴァン・ダウレケン がすごく良かったです。確か前のキャンディのときもこの人だったのですが、今回の方が印象が強かったです。検索したところ、リンクしたユニットのほか、アムステルダムコンセルトヘボウのジャズバンドのメンバーらしいです。コンセルトヘボウジャズバンドは少し前にブルーノートで演奏したはずなので、そのときに来ていたはずですね、実は予約していたのですが行けなかったので残念でした。キャンディのサイトによるとこの人がアレンジを任されているらしい。ギターの人もずっと同じ人ですね。

最後はしっかり「Pick Up The Pieces」、めちゃくちゃ盛り上がり、アンコールは「Sax-a-go-go」、それでも「千秋楽」とあって観客はもちろんのこと、ミュージシャンたちもステージから去りがたかったみたいで「2nd show があるのはわかってるんだけど」なんて言いながらのやりとりもありました。そんな訳で、予定通り19時に始まった1st show でしたが、終わったら20時30分過ぎ。本来2nd show の開場時間が20時15分予定だったのでかなりのオーバーでした(^^ゞ  


メンバー名、セットリストはこちらです


愉しきかな東京銘曲堂 [ライブレポ]

5月7日(木) 高田馬場Hot House 東京銘曲堂(川島哲郎ts 岡安芳明gt 上村信b)

Hot House 25年め記念シリーズはまだまだ続いています。この日はHot Houseから誕生したコンボ、「東京銘曲堂」の2日連続ライブでした。1日目だけ行くことができました。

Hot Houseをはじめとして色々なライブハウスで聴く機会のある3人ですが、こうしてユニットになるといわゆるケミストリー(ちょっと違うけど(笑)が働くというか、「3」以上のものが生まれますね。演奏やセット間でも3人で楽しそう、というより「愉しそう」の字を当てたい雰囲気でした。聴いている方にもそれが伝わり、なめらかで良い気持ちになりました。

各セット4曲くらいで、全部知っている曲だったのにまた一部しか記憶していません。思い出したら書き足すということで。

リクエストははずれました(笑)。実は何回かリクエストしている曲を出してみたのですが、なかなか当たりません。皆が曲目を書いたメモを見ながら川嶋さんが「これは?」という感じだったので期待したのですが賛同が得られなかった様子でした。当たるまで書きます(笑)。

Like Someone In Love
Straight No Chaser
Strike Up The Band (邪頭亭さんの記事で思い出して追記)

ひまわり
Shiny Stockings
Autumn Leaves

encore: Summertime

Easy Jazz Conception 終わりました [レッスン(ジャズサックス)]

今日(正確には昨日、5月5日)は発表会後初めてのジャズサックスのレッスンでした。白熊堂は昨年の発表会が終わってしばらくした頃にこの先生のレッスンに入門したので、ちょうど1年経ったことになります。そして、今日めでたく「Easy Jazz Conception」が終わりました~ヽ(^。^)丿

最初はアルトで始めて、発表会の都合もあって3分の1くらいはテナーでやり、今日最後の曲をまたアルトで終わる、というハイブリッド(笑)なレッスンでした。このエチュードはもともとアルト向けなので、テナーだとときどき不自然なジャンプがあったりしました。

次からは「Intermediate Jazz Conception」にそのまま移行します。またまた同じように有名スタンダード曲のコード進行によるエチュードが15曲あり、2曲くらいは飛ばすものもあるらしいです。Easy~ は正直なところあまり面白くなかったんですよね(^^ゞ そりゃスタンダード曲やった方が楽しいですから。でも薬だと思って??やることにします。技術的にもこのあとのJazz Conceptionを入れて3冊くらい終わらせないとハナシにならないんだと思います。先生も「Intermediate からはちょっと手応えがありますから」と嬉しそうでしたので少し時間がかかるかも知れません。

そんなわけで今日は久しぶりにアルトを吹いたのですが…アルトも楽しい! というか、演奏はアルトの方が難しい気がします。このところテナーばかり吹いていたので、いろいろなことがちょっと雑になっていたことに気がつきました。

で、今後どうするかということなんですが…どちらも好きなのでまたテキストも2冊購入(笑)。安くないテキストなのに経費が倍かかります。テナーはほかにも吹く機会があると思うので、とりあえずしばらくアルトで習うという優柔不断なことになりそうです。

テキスト交替にあたり記念写真を撮りました!
最後に全曲通して吹いたり…はもちろんしていません(笑)。

090505 EasyJazz.JPG090505 IntermediateJazz.JPG

テナーサックス延べ6管 [ライブレポ]

4月30日(木)お茶の水NARU
dsマーク・テイラー4 p今泉正明 b井上陽介 ts川嶋哲郎


先週はかなり濃い1週間でした。4月30日には期待できるカルテットがNARUに出演。
もう、文句なく良かったです。川島哲郎さんは最近若手とカルテットを組むことが多いようですが、やはり演奏的に成熟しつつある同年代との演奏はなんと言っても聴き応えがあります。ピアノ、ベースもこの二人ならではの厚みと香り高さでした。MCはテイラーさん。


1セット目途中から
Darn That Dream
Cherokee

2セット目途中まで
Invitation
This I Dig Of You (Hank Mobley)
Body And Soul



井上陽介さんは使う音域が他の人に比べて広いようで、楽器を抱え込んで弦の下までリーチする演奏スタイルがまた独特です。今泉さんのピアノも一音一音がはっきりとして妥協がなく、ほどよいスピード感で知的なフレーズが駆けめぐっていました。

この日は3セットだったのですが、2セット目の途中、Body And Soul の途中で後ろ髪をぎゅーぎゅー引かれながら(^^ゞ ライブ友と Hot House へ。Hot House 25年目のスペシャルシリーズが始まっているので「行かなくてはいけなかった」(笑)のです。


4月30日(木) 高田馬場Hot House 
H.H.スーパートリオ 峰 厚介(ts) 山口真文(ts) 竹内 直(ts)


そして到着した Hot House、演奏はすでに始まっていましたが、席についてからの1曲目がなんとまた「Body And Soul」でした(^^)v こんなことってあるんですね、良い感じにつながりました。望んでもなかなか実現しないこのテナーサックス3管、竹内直さんがこの日はちょっと控えめでした(笑)。このメンバーだと「正・反・合」的な展開を期待してしまうのですが、楽しく裏切られることもしばしばで、3人が互いに役割を交代しながらの演奏が繰り広げられました。すごく堪能したのですが曲名はすべて忘れました…。

最後のリクエスト曲、「St.Thomas」当たりました。あまりにも有名な曲なのでためらいもあったのですが、この3人で楽しく盛り上がって終わる、という読みが当たったと言えましょう(笑)。そのときによりますが、リクエスト曲は多少気楽なものの方がよく当たるように思います。


5月1日(金)  高田馬場 Hot House
H.H.スーパートリオ 峰 厚介(ts) 鈴木ひさつぐ(ts) 西嶋 徹(b)


その翌日またまた Hot Houseへ。この日も曲名忘れてます。遅れて行ったので峰さんの楽器の真横30㎝くらいのところで聴く位置となり、峰さんにも音がうるさいのではとお気遣いいただいたのですが…これがまたゼンゼンうるさくないんですね。不思議なことに「木管」を強く感じた日でした。この日はリクエストは当たりませんでした(笑)。


4/27(月) 高田馬場Hot House H.H.スペシャル 岡崎好朗(tp) 類家心平(tp)


このお二人、この日4月27日がお誕生日。人気トランペッターのこの方たちが同じ日に生まれたなんてすごいですよね。ちなみに岡崎好朗さんの方がスコシお年上です。白熊堂がHot Houseに着いたときにはケーキカット(笑)も終わっていましたが、お祝い気分充満した中での演奏でした。最後の曲のリクエスト、あまり出なかったようで白熊堂のが当たりました。「When I Fall In Love」です。自分としては珍しいリクエストですが、このお二人に合うような気がして。

トランペットのレッスンも実はまだやめていないので、つい奏者の口元もじーっと見てしまうわけですが、好朗さんのアンブシュアは崩れなくて実に端正でした。好朗さんのぱりっとしたアニキ的な演奏に類家さんの、ミュートプレイを交えた絡みが良かったです。この日の類家さんの演奏は哀愁というか、昔の夜汽車の汽笛みたいな雰囲気もありました。このお二人はまたさりげなくおしゃれで、靴もちょっと面白いのをご着用でした。

類家さん、もうすぐCD発売されるそうです。詳しくはご本人のブログへ。写真がかっこいいです~。CDはなんと全曲オリジナル、一部 My Space で聴くことができます。この辺は全然夜汽車的ではないです(笑)が、アジテート感もまた良し、です。


ここまではタイトル通り、テナーサックス延べ6管です。そして7管目! ブログ友るなそるさんの発表会に伺ってきました。キャリア豊かなるなそるさん、さすがの演奏でした。感想が低レベルで申し訳ないのですが、とにかく音が太くしっかり、演奏が正確、リードミスもなく(当たり前か…)、ソロも多彩なフレーズがたくさん盛り込まれていて本当に聴き応えがありました。あんな上手に吹けたらそりゃあ楽しいだろうなあ。先生も良く知られたプロの方で、レベルの高い生徒さんがたくさんおいででした。いいなあ…とため息混じりの白熊堂でした。あまり詳しく書いたら「個人情報ナントカ」に抵触するかも知れないので…。るなそるさんが記事をアップされると思いますので、ご本人の記事をごらんくださいマセ。

実は数日前からメインのパソコンが調子悪かったのですが、ついに壊れました!長生きしているのでパソコン歴はやたら長い白熊堂ですが、今ひとつ中身がよく判らない。メモリを差したりHDDを増設するくらいが限界です。故障箇所はおそらくメモリかビデオカードあたりだと思うのですが、ついにモニタに何も表示されなくなったのでメーカー修理になりました。この記事は普段あまり使っていないノートPCから書いていますがやはりやりにくいですね~、使い慣れたメインPCが早く戻ってこないかと思っています。な~んて言っているわりにはしっかり長文でした。最後までお読みくださってありがとうございました。


連続レッドマン [ライブレポ]

このところマメに記事を更新していて、右上のカレンダーがきれいな市松模様になっていたのに、それがついに途絶えてしまいました…。ちょっとしたことですがなんだか残念です(笑)。

2009年4月23日、24日 ブルーノート東京 JOSHUA REDMAN with REUBEN ROGERS and GREG HUTCHINSON
 
Joshua Redman(sax) Reuben Rogers(b) Greg Hutchinson(ds)

ブルノート東京での Joshua Redman ライブ(←このリンク、音が出ますので注意)に行ってきました。それも思いがけなく2日連続!
今は世界最高のサックスプレイヤーだとか、ハーバード大学首席卒業とか、いろいろと周辺情報の多いレッドマンです。ですが、白熊堂は落ち着いてこの人の曲を聴く機会がないままでした。そりゃCDなどではちょこっと聴きましたが、多才であるあまり曲や演奏の傾向がつかめなくて、自分が好きか嫌いかも判らないうちにちょっと置いておいた感じがありました。

B型としては「一応おさえとく」が信条なので、まず行ってみた1日目。

あら。 好きかも。

ご存じのようにブルーノートの公演は入れ替えで1セットが約1時間15分。あっという間に終わってしまったので、自分が「好きかも」の気持ちを確認したくて(←女子高生か!)次の日にまた行ってしまいました(笑)。最初に日の曲目がブルーノートのサイトに出ていたものと結構違ったので、かなりバリエーションがあるのかも知れないという気もしたのですが…これはほぼ同じでした。

なんかね、イイですよ。すごい。「認めざるを得ない」感じ。

面白かったのはやはりリズム感。先月のスウィングシティでのライブでNY在住の日本人ドラマー田井中さんが言っていたことを思い出しました。「今はVillage Vanguardに行っても拍子を数えられないようなリズムのジャズが多い。Vanguardでさえそうなんだ、でも自分はあくまでも4ビートにこだわっていきたい」と。その9拍子とか11拍子とか、らしい?変拍子の曲をやすやすと演奏するレッドマンでした。

トリオの構成も良かったです。サックスとベースとドラムが三角形の中心を見るように配置されていて、もちろんリズム隊だけに終わっていない。ピアノがあったらかえってこの緊張感が失われたのではないかと思いました。ピアノレスのコンボは他にもありますが、コードに縛られない良さが難しさでもあるらしいです。レッドマンが「サックスのストライド奏法」(笑)的に広音域にわたるアルペジオみたいな吹き方をしていたのはそのためかと思われたのですが…どうなんでしょう。

レッドマンは盛んに動き、ツバや汗を飛ばし、合間に笑い声やうめき声を発し、脚を上げたり、全身が音楽でした。その中で面白かったのは、楽器の位置が変わらないこと。サックスは固定されていて、その周りでレッドマンが踊っているように見えます。ブルーノートのブログ映像で少しその感じが判るかも知れません。これを含めて、楽器全体のコントロールも抜群だったし、強弱をはじめとした音のダイナミクスもすごかったです。基本的にテナープレイヤーですが、ソプラノも良かったなあ。珍しくほめちぎる白熊堂であります(笑)。

少し前のものですが(1994年ベルギー)YouTubeからの動画です。



【追記】 もう一つ印象に残ったことがありました。それはPAがいつものブルーノートと違ってかなりアコースティックな感じだったことです。1回目はうしろのカウンターだったのでよく見えなかったのですが、2回目はフロアの左側からマイクもよく見えて、いつもと違うもののようでした。ミュージシャンは皆自前のを用意するんでしょうが…。レッドマンはマイクとの距離も使って音を表現していたようで、近づいたり遠のいたり後ろを向いたりして、それがまた良い効果を生んでいました。楽器はもちろんセルマーのSuper Balanced Action 、こういう人が使う楽器なんですね…。

穴あきセットリストはこちらです


こんなにたまりました! [ライブレポ]

発表会が終わって一息ついたので、気になっていた「たまったライブレポ」を消化しようと思ったのですが…。結構ためていました(^^ゞ これが貯金だったら良いのに~~¥(笑)。曲目はおろかライブ全体の印象も既にアヤシイので、行った先をリストアップ+ひとことするにとどめます。漏れもあると思いますし、辛口コメントも多いです。自分のメモ目的が主なので、記事としては今ひとつですがお許し下さい<(_ _)>

【2008年】
12月20日 渋谷オーチャードホール 小曽根真とNo Name Horses  小曽根真クリスマス・スペシャル2008 Oscar Peterson にトリビュート

NHKでも特集され、結構期待して行ったのだが、やはり会場広すぎ!それ以上に公演の構成にギモンが残りました。「本編」が少し早めに終わったのですが、そのあとアンコールに応えて「じゃあ、やるから」みたいな形でかなりシッカリ3曲+更に1曲(これは小曽根さんのピアノのみ)。

一応「クリスマス・スペシャル」をうたっているのに、このアンコールまではクリスマス・ソングもなかったし…MCも自分自身に関する話が多かった感じでした。Oscar Peterson に憧れて影響を受けたと言う割りにはほとんど似ていないOさん。ちょっと観客を「操っている」感じをいつも受けます。人気があるのは知っていますが、私はCDも持っていません…。Body and Soul のチケットも既に売り切れらしいですね。

【2009年】
1月16日 古河Up's 峰厚介 山口真文 清水絵里子

ライブ友たちと茨城県古河市まで行きました!車だったのでそれほど大変ではなかったです。家庭的な感じの良いライブハウスで、いつもとは違った感じで聴けました。

1月19日 六本木サテンドール 川嶋哲郎


2月27日 銀座スイングシティ 田井中カルテット
NY在住30年、田井中福司さんのカルテットでした。メンバー全員50歳台、すごいオジサンたちでした。いやびっくりした!

3月2日   高田馬場HotHouse 竹内直・鈴木ひさつぐ

3月4日  新宿Someday 28周年記念 BigBandFestival最終日 Tokyo Leaders BB 
豪華メンバー!タッピさんのハイハットにはいつものラバーダックが(^^)v
田中哲也 tp、ルイス・バジェtp、松島啓之 tp、伊勢秀一郎 tp、
フレッド・シモンズ tb 佐藤春樹 tb、北原雅彦 tb、堂本雅樹 btb、
大山日出男 as、山田 穣 as、佐藤達哉 ts、吉田 治 ts、黒葛野敦司 bs、
今泉正明 p、納 浩一 b、岩瀬立飛 ds

3月6日  赤坂Bフラット クロスカウンター(宮本大路ほか)


3月13日 大久保石森管楽器 川嶋哲郎・佐藤アコーディオン
過去に録音もあるようですが、面白いコンビネーションでした。残念ながら半分しか聴けませんでした。

3月16日 文京シビック小ホール Japanese Jazz Messengers
通常は「グッドフェローズ」として活動しているバンドがこの日はこの名前で。チケットが主催者(バンマス)からしか購入できない、ちょっと不便なシステムだった上に、会場についてみるとチケットのもぎりに小学生くらいの子供が出ていて「??」状態。夜の公演なのに、ドコの子?チケットもミクシィ経由で結構な枚数をタダでばらまいたって話もありました。手作り感を出したかった演出のようですが、ゲストプレイヤー目的で来る人もかなり多いと思うので、その辺が構成的にちぐはぐになってしまいせっかくのメンバーが生かされなかった印象でした。

前半は「期待される若手ミュージシャン」中心で、その中に女性アルトサックスプレイヤー2名が出るので期待して行きました。バークリー出身、インタビュー記事などもあり、有名どころでサックス講師もしているとのふれこみだったし…。しかし2人ともすごく音が小さく、アドリブソロフレーズも単調、ノリも悪く…かなり失望した上に「女性プレイヤーに活躍の場はあるのか」と友人と話し合ってしまう結果となってしまいました。

友人も「あれじゃ発表会レベルね」と辛辣かつ当たってるコメントを。かなり残念でした。単なる売り込み上手でない実力派に活躍して欲しいものです。辛口ですが真剣にそう思っているので書いておきます。音大生も、素人のレッスン生も半数以上は女性ですから。

3月17日 高田馬場HotHouse 竹内直・山田穣

3月24日 新宿Someday 内堀勝とBig LUSH Band

4月7日  赤坂Bフラット PINK BONGO
いつも楽しい宮本大路さんのピンクボンゴ。この日はマジモードでこれまでの3枚のCDからまんべんなくレパートリーを披露。このバンドではナゼか「昆虫半」と呼ばれる中島徹さん(Pf)、タッチが強くて一音一音をおろそかにしない、良いピアニストだと思います。

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